ノストラダムス

「未来はぜーんぶお見通しダムス♪」 「さすがでございます ノストラダムス様～」

全宇宙を支配するという野望を持ち、超文明を作り上げたインペリウム星という星が宇宙にあった。インペリウム星は、星々の中に眠る大いなる意思とのチャンネルを開くことで星々の声を聞き、未来を知る力を用いて次々と他星を侵略し、自分たちの支配下に置いていた。そうしてインペリウム星は、宇宙全体を手中に収めるため、侵略兵士を次々と派遣する。そんな中、地球によく似たとある惑星には、赤ん坊であるノストラダムスが侵略兵士に選ばれ、ノストラダムスが入ったカプセルを抱えたアンゴルモアが派遣されたのだが、おっちょこちょいのアンゴルモアは目的地到着寸前にうっかりカプセルを落としてしまう。その衝撃で、カプセルの記憶媒体とノストラダムスを繋ぐリンクが切れてしまい、ノストラダムスは侵略者としての知識や使命がインプットされないまま地上に放り出されてしまった。それから時が経ち、成長したノストラダムスは、母星に関するうっすらとした記憶しか持たないままながら、母星から送られてくる電波メッセージによってビビッと頭に浮かぶ映像を絵日記に書き記しており、その内容が未来に起きる出来事が記された予言であるとして人々の話題になっているのだった。