異世界の魔法皇帝 ナポレオン

諸君よ立て！想像せよ！ されば世界は我らのものぞ！

世界の覇者としての日々を過ごしていたナポレオンは、ある日、家来のウサフィーヌから、ウサフィーヌたちが異世界の住人であるという事実を聞かされ、さらに、戦火の渦中にある異世界の自国を救って欲しいと頼まれる。自身にとっての新たなる挑戦としてその頼みを引き受けたナポレオンは、ウサフィーヌに連れられて異世界に進出するも、魔法が日常的に使われる異世界では自身の力が通用せず、敗軍の将となってしまう。敵軍に捕らえられ、島流しにされて強制労働を強いられるナポレオンとウサフィーヌ。ナポレオンはその虜囚生活の中で、ウサフィーヌたちに一人ひとり異なる個性があることに気づき、彼らとより深い絆を築いていく。そうしてナポレオンは、ウサフィーヌたちと協力し合って反乱を起こし、島を守る敵軍の制圧に成功する。島をそのまま自身の新たな国家の領地としたナポレオンは、ウサフィーヌたちをそれぞれの個性に合わせ、砲兵、騎兵、工兵と様々な兵種に分け、「魔法大陸軍（マジ・グランダルメ）」を結成。星（デトワール）をエネルギー源とする、魔法と科学技術を融合させて開発した新兵器である大砲を用いて、意気揚々と異世界攻略へ臨むのだった。