大典太光世

妖怪さんをお手当てに しゅっぱ〜つ♪…あぁ刀！ トウカちゃんありがとー♡

天下五剣と評される剣客の一人であり、高貴な家柄に生まれた箱入り娘。陰陽師の血を引く家系に育ったため高い霊力を持っており、幼い頃から身の回りにいる妖異たちと友だちのように接して親しんできた。ある日、そんな大好きな妖異たちが、鬼神魔王・大嶽丸に操られて悪さをしていると知った大典太光世は、妖異たちを呪縛から解放したいという想いを抱き、自身の愛刀に封印されていた相棒の狐霊・トウカを連れて、両親の反対を押し切り城を飛び出す。しかし、肝心の大嶽丸の居場所を知らない光世は、城を出て早々行くあてがわからないという状況に陥ってしまうのだが、特に気に留める様子もなく、行きあたりばったりの旅を楽しげに始めるのだった。