火生なる天下五剣・ 真打 鬼丸国綱
炎よ滾れ、絆と共に…! 鬼丸国綱、推して参る!
大嶽丸討伐に赴いた地で他の天下五剣たちと出会い、共闘することを決意した鬼丸国綱。しかし、度重なる戦いで力が枯渇していた鬼丸は、己の内に巣食う鬼の呪いを抑え込もうと苦しんでいた。鬼丸は自分に残された時間が少ないことを悟り、他の剣士たちに黙ってひとり大嶽丸の根城へと向かう。そして大嶽丸へと挑む鬼丸だったが、力が足りず、片腕を大きく負傷し、鬼の呪いに飲み込まれてしまう。呪いがあふれる精神世界ではこれまで討伐してきた鬼たちが鬼丸を闇の底へ引きずり込むべく群がってくる。鬼丸はその恐怖に抗おうと戦うが、戦えば戦うほど、体と心が醜い鬼へと変わっていく。その頃、現実の世界では他の四剣士たちが鬼丸を助けるために後を追ってやってくるが、そこには半人半鬼と化した鬼丸の姿があった。現実と精神世界の区別がつかず、暴走し、仲間を襲う鬼丸だったが、そのとき、幼馴染である大典太光世の声が心に響く。その声によって、天涯孤独だった過去を救われた思い出を呼び起こされた鬼丸が、精神世界で射した光明に負傷した腕を伸ばすと、現実世界で光世と仲間たちがその腕をしっかりと掴んでいた。仲間の必死の呼びかけによって現実への光を掴み取り、死の淵から復活を果たした鬼丸は、仲間を頼るということと、人間であるために恐れを享受することの大切さに気づき、さらなる高みに至ったことで刀神「布都御魂」の加護を得た。こうして新たな力に目覚めた鬼丸は、恐怖を受け入れたことで鬼化して再生した腕で、刀に宿った恐れを払うかのように刀身を拭い、これまで浄化した鬼たちの魂を封印した獄将鬼哭門を召喚する。獄将鬼哭門から出現した巨大な鬼の腕は、宿敵である大嶽丸を討つべく、今まさに二本の妖刀を鞘から抜こうと構えるのだった。
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