水鏡なる天下五剣・ 真打 童子切安綱
俺の領域からは逃さないぜ… 童子切安綱、抜刀…!
妖異討伐を生業とする剣客集団で切り込み隊長を務めていた童子切安綱は、あるとき、大嶽丸によって仲間たちを殲滅されてしまう。仲間の無念を晴らすために復讐を誓った童子切は、大嶽丸討伐の旅へと出る。大嶽丸の手掛かりを追いながら、道中悪しき妖異退治もこなしつつ、一歩ずつ大嶽丸を追い詰めていく童子切。そしてついに復讐の相手である大嶽丸とまみえることが叶った童子切だったが、大嶽丸は不敵な笑みを浮かべ、怪しげな妖術を発動した。すると、かつて大嶽丸によって命を絶たれた仲間たちが生ける亡者の姿となり、大嶽丸の下僕として蘇生させられる。大嶽丸の非道な所業に動揺した童子切は、普段の余裕を絶やさぬ飄々とした姿からは想像もつかないほど怒りで我を忘れ、我が身を顧みることなくがむしゃらに大嶽丸に斬りかかる。しかし、直情的な攻撃は大嶽丸にあっさりと見切られ、返り討ちにされた上に逃げられてしまう。負傷した童子切の周囲には、大嶽丸に取り残された亡者たちが口々に詫び言や無念の言葉をうめきながら集い、童子切に襲いかかる。彼らが助からないことを悟り、自らの手で仲間たちを斬り伏せた童子切は、体に負った傷の疼きを感じながら、怒りの感情に飲み込まれては大嶽丸には勝てないと気がつく。かつての仲間たちを自ら葬るという辛い経験を経て、大嶽丸を必ず討つという決意を新たにした童子切は、堅きその想いに呼応するかのように、刀神「布都御魂」の加護を受けた。こうして新たな力に目覚めた童子切は、討伐に赴いた地で他の天下五剣たちと出会い、共闘することを決意。大嶽丸の根城へと歩を進め、決戦の時を迎えた童子切が刀を振るうと、足元から水面が広がって幻想的な領域を作り出し、大嶽丸をその領域に閉じ込める。そして水面から無数の武具――かつての仲間たちの武具が浮き上がるように童子切を囲んだ。仲間たちの力を借り、彼らの無念を晴らすべく、童子切は刀を構えるのだった。
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