輝く航路を奏でし 宇宙の巡行者 王昭君

明るく光るあのお星さま…♡ 琵琶の音色を届けに行くですぅ♪

天馬に乗って様々な世界を巡り続けた王昭君。その旅は国を超え、大陸を超え、ついに世界を一周してしまう。次はどこへ行こうかと悩みながら王昭君が空を見上げると、一面の星空が目に飛び込んできた。あの星へ行ってみたい！と高揚する王昭君の心に応えるかのように生きた宇宙船へと姿を変えた天馬に乗って、王昭君は意気揚々と宇宙へと飛び立つ。目の前に広がる星の海の美しさと広大さに触発されてワクワクする心のままに王昭君が琵琶を奏でると、光り輝く音色が彼女と天馬に道を示す。その琵琶の調べは相変わらずちょっと残念なものではあったが、これまで彼女が奏でてきたどの音色よりも美しく響き渡った。その微かな変化に王昭君自身は気づくことはなく、好奇心の赴くままに果てなき旅を続けるのだった。