輝かしき友情の中尉 トルマリン

これが俺の新たな力… まるで先輩たちが そばにいるみたいだ…

あるとき、戦闘中に装備が破損したことで窮地に陥ったトルマリン。死の淵を彷徨うも、ガーネットに救助され、アンバーの懸命な治療によって一命を取り留めたトルマリンは、改良を施したパワードスーツを身に着けて部隊に復帰する。敵の軍勢に向かって、トルマリンが頭上から弾丸のようなボレーシュートを放つと、それは轟雷となり、辺り一帯の地表を巨大な宝石状のクレーターへと変貌させた。着弾地点からほとばしる青白い雷の残滓に混じる、朗らかな赤色と控えめな褐色を見出したトルマリンは、治療を受けた際にガーネットとアンバーから受け取った魔力が自身の内に確かに宿っていることを知り、自分は一人ではないのだという事実に、マスクの下で微かな笑みを浮かべるのだった。