天地を惑わす傾国の妖狐姫 妲己

まだまだ足りないの… そなたたちの魂魄を全て、 妾にくりゃれ♡

数多の魂を搾取して強大な力を得た妲己。もはや彼女に敵うものはなくなったかと思われたが、太公望が進める封神計画によって、腹心である王貴人や胡喜媚らが次々に封神されていき、徐々に妲己の勢力の切り崩しが進行していく。しかし、そんな状況でも余裕を絶やすことなく、失った勢力は人々の魂魄を吸収して増幅させた自身の力で補えばいいだけだと考える妲己。大量の魂魄を摂取し続け、山をも超えるほどの巨大化を遂げた白狐を操り、国を襲わせて人々を蹂躙し、さらに多くの魂魄が妲己の元へ集まっていく。その様子を空から眺めながら、妲己は楽しげな笑みを浮かべるのだった。