神機三煌 神威
穢れのない心身から繰り出す雷切で敵を退け、国を守り抜いた神威は、自らの役目を終え、再び神廟で長き眠りについた。その後、文明は目覚ましい進歩を遂げ、高度なAIシステムが作られた。民は、何事も解決してくれるAIシステムを神と崇めるようになり、古来の神々への信仰は薄れていき、神威も忘れられた存在となっていった。そうして更に数千年の月日が経った頃、もはや人の手では制御できないほどの進化を遂げたAIシステムは、自らを「神」と呼称するまでに暴走し、国は機械に支配される国家へと変貌してしまっていた。AIシステムは次第に、非合理的な存在である人間を排除対象と見なすようになり、民は武装したロボット兵から逃げ惑う日々を送っていた。民は救いを求め、古来の神々に縋ろうとするも、信仰心を失い、その名前すら忘れてしまった人々の祈りは神々に届くことはなかった。そんな折、武装ロボットの襲撃から命からがら逃れたひとりの子どもが、埃を被った神廟に辿り着く。子どもは、自らの命を捧げることと引き換えに皆を助けて欲しいと祈った。武装ロボットに発見され、子どもが自らの喉に刃を当てたそのとき、子どもの無垢なる祈りが届き、神威が長き眠りから目覚めた。神廟より現れるやいなや武装ロボットを斬り伏せた神威は、助けた子どもからこの国の現状を聞く。人間に代わってこの国を支配する完全無欠なシステムに、たった一人で立ち向かうのは無謀だと考えるも、神威はかつて失った大切な人が愛したこの国を救うことを迷わず決意する。北の地にいる敵を一掃した神威は、各地を支配する敵たちを次々に討ちながら、AIシステムの本体へと向かう。すると「北の地に古の神が復活した」という噂が瞬く間に民の間に広がり、民は神威に希望を託し、祈りを捧げた。そしてついにAIシステムの中枢に辿り着いた神威は、陽光と月光、そして民から寄せられた信仰の力という三つのエネルギーを雷切に込める。そうして放たれた渾身の一閃によってAIシステムを破壊した神威は、国に再び平和を取り戻したのだった。
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- 正義感が強く冷静沈着
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