マギア:心願の魔法少女
貴女の願いは私の願い… その真実、確かに受け取ったわ。
自分につきまとう違和感の正体を探るマギアは、幾度かの危機を乗り越え、ワイズマン機関の三賢者と呼ばれる男たちのもとへ辿り着いた。真実を知る覚悟を問う三賢者に、恐れながらも応えるマギア。彼らから語られたのは、この都市は25年前の魔術実験――魂の強化のために、魔術による精神の安定性や免疫力、細胞分裂回数の向上を図り、生命魔術の深淵に挑むもイレギュラーによって【ベツレヘムの星】を生み出してしまった魔術医療計画、通称「クリスマス計画」――の失敗によって外界から隔絶されており、その原因たる【ベツレヘムの星】と呼ばれる魔女を封印するための結界都市であるという真実だった。そして、その魔女から分かたれた魔力そのものが仮初めの器と人格を得た存在が、他でもないマギアなのだった。都市は魔女を永続的に封印するために、一年間を何度も繰り返しループさせており、マギアが感じたデジャブはその真実を認識したためであり、都市に住むすべての人間は、実はマギアを監視する魔術師たちだったのだ。そしてヘロデは魔女が無意識化に生み出している魔物で、都市の封印結界を解こうとしている存在だった。両親も友人も、そして自分のこれまでの人生すらもすべて虚構であり、自身は魔女のうつし身のような存在だったという真実に、愕然とするマギア。さらに三賢者は、魔女の封印が限界に近づいており、このままでは都市の結界は壊れ、虚数空間と呼ばれる魔力によって生み出されるマイナスエネルギーで構成された領域の波が現実世界を飲み込むことになってしまうことをマギアに告げる。魔術実験の失敗は自業自得だと三賢者を糾弾するマギアだったが、実験に自ら志願し人類に希望をもたらそうとした自分の本体である【ベツレヘムの星】のもととなった少女の優しさや、ひたむきさの記憶を感じ取り、彼女の尊厳を取り戻したいとも思っていた。ならば、彼女の願いを叶えることこそ自分がこの世に生まれた存在意義なのだと、マギアは真実を受け入れる。やがて封印から解放された魔女と対峙したマギアは、世界の命運をかけて熾烈な魔術戦を繰り広げる。その戦いの果てに「クリスマス計画」の成就を託されたマギアは、己の肉体に魔女の魂を受け入れることで、「魔術の深淵を垣間見た魔女」の記憶を継承し、真の姿へと変身を遂げた。そうしてマギアは、魔女の記憶を頼りにワイズマン機関が再始動させたクリスマス計画に協力しながら日常へと戻ったのだった。
- 性格
- 表向きは清楚で品行方正だが、実際は快活で感情が昂ぶると言動が荒っぽくなる一面も持つ
- 誕生日
- 12/25
- 性別
- 女
- 好きなもの
- オオアマナの花、冬空
- 苦手なもの
- 真実から目を背けること
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