sinギルティ
時は満ちた… 我がもたらすは罰か赦しか…
遥か昔、神は多様な生命があふれる楽園を望み、世界を創造した。空には太陽と月を、地には海を創り、植物を茂らせ、鳥や魚といった数多の生物を生み出した。そして最後に、神は人間を創った。自らの代わりに楽園を豊かに導く存在として――。こうして誕生した人類は、神の御心のままに生物たちと共に歩み、繁栄していった。しかし、いつしか人類は慢心し、神の御心に反する行為「罪」を犯すようになっていった。神は人類に対して再三に渡って警告をしたが、人類は省みることなく、罪を重ねていく。「絶望という罰を与えなければ人類は悔い改めない」という神の怒りは形となり、断罪のドラゴンであるsinギルティが誕生した。ギルティは神の意志に従い、罪深き者たちによって腐敗した国に降臨し、その土地ごと罪を焼き払った。生き延びた人類は、ギルティを「神罰」と呼んで恐れ、自分たちのこれまでの行いを深く反省するが、時が経つに連れてまた罪を重ね、そしてギルティによって焼き払われるといった歴史を幾度も繰り返していく。そうして長い年月が経ったあるとき、ついに人類は神に反旗を翻し、神罰を与えんと現れたギルティを迎え撃った。絶命寸前まで追い詰められたギルティは、卵を産み落として消滅する。そうしてギルティの卵は、強力な封印を施された上で、人類によって厳重に監視されることとなったのだった。