マサムネ：約束の焔刃

約束は必ず果たす。 紅蓮に散れ。

〝鉄仮面の剣士〟を打ち倒したマサムネは、イワクラに挑みかかるも、イワクラの呪いを帯びた力によって敗北してしまう。実はイワクラは、異国から自国を守るために怨霊を使って異国の排斥を目論んでいたのだった。イワクラは、フジヤマに眠る大怨霊・フガクを復活させるための儀式の生贄にするべく、ミカドをミツルギ党の基地がある駿府へと連行する。一方、イワクラに敗れ製鉄所の炉に落下したマサムネは、死んだかのように思えたが、父から受け継いだ〝神刀〟の加護によって一命を取り留めた。ミカドと交わした「何が起きても必ずミカドを守り抜く」という約束を胸に、イワクラからミカドを救い出すべく駿府へ向かう。そうして敵の基地へと乗り込んだマサムネは、立ちはだかるサムライ衆を蹴散らし、再びイワクラと相まみえた。激戦を繰り広げるマサムネとイワクラだったが、その戦いの最中、ミカドを取り込んだ大怨霊・フガクが復活し、その邪悪な意志に呼応したイワクラをも取り込みながら基地を破壊し、暴走を始める。ミカドをフガクから救い出すために、フガクから生み出された数多の鉄仮面剣士を次々に斬り伏せ、ついにフガク本体との決戦を迎えるマサムネ。助けを求めるミカドの叫びに応え、マサムネは想いと約束の力によって霊刀を顕現させた。真贋問わず名刀と呼ばれたすべての刀を結界内で打ち直し続けた果てに一刀へと集約させた究極の一振りであるその霊刀は、この世ならざるものを斬り裂く力を秘めており、マサムネはその霊妙なる力によって強大なフガクをついに両断する。こうしてマサムネはミカドを救い出すことに成功し、自身の使命を全うしたのであった。