限界なき英雄大帝 ナポレオン

余が率いる限り、 我が軍勢は如何な困難にも 負けることはない！

異世界でウサフィーヌたちと「魔法大陸軍（マジ・グランダルメ）」を結成し、異世界攻略へ臨むナポレオン。異世界軍と対等に渡り合えるようになったものの、いかに優れた戦術と兵器があっても圧倒的な魔力を誇る異世界軍の壁は厚く、戦局は膠着状態に陥ってしまう。そんな折、ふとナポレオンは、魔力の差があるにもかかわらず、弱小であるウサフィーヌたちの国がこれまで他国からの支配を免れていたことに違和感を覚える。己の直感を信じて情報収集をしたところ、古の時代にウサフィーヌたちの国を守護する神がいたという伝承を発見するナポレオン。さらに、ウサフィーヌたちの協力のもと、古い文献を解読した結果、守護神とは実は本物の神ではなく古代兵器のことだったという事実が判明する。文献にあった遺跡を探索し、守護神と呼ばれたその古代兵器を探し当てたナポレオンは、自身の持つ砲術に関する叡智を結集させ、古代兵器に大改造を施した。古代兵器と大砲を融合させた秘密兵器にウサフィーヌたちの魔力を注入した砲弾を搭載することによって、凄まじい威力の砲撃を放てるようになり、さらにそこにナポレオンの優れた指揮が組み合わさることで、魔力の量の差をものともしない究極の戦術が完成する。こうして、元いた世界で見せていたような圧倒的な強さをもって異世界軍を圧倒し始めたナポレオンは破竹の勢いで連勝を重ね、異世界を統べる英雄としてその名を轟かせていくのだった。