夢世界の「掌握者」 メビウス

果てなきねじれで、永遠に彷徨え… メビウス・イベント・ホライズン!
夢の世界での記憶の修復作業を無事に終えたメビウスの前に現れた真実は、メビウスと依頼者にとって衝撃的なものだった。 それは、この研究所では優秀なオネイロワーカーを人為的に生み出すための非人道的な研究と人体実験が行われており、依頼者の女性が被検体であったというものだった。さらに、彼女の夢に現れた別の被検体の少年が、他でもないメビウスであったという事実も明らかになる。メビウスが自分のルーツにつながると信じていたメビウスの輪のアクセサリーは、このときに彼女からメビウスへ贈られていたものだったのだ。 二人が同じ研究所で被検体として生活を送っていたことや、メビウスが特に優秀な被検体であったことが次々に判明し、さらに記憶が進むと、苛烈な人体実験の末にメビウスの力が暴走して研究所を崩壊させ、ヴォイド・ゼロが発生した光景がフラッシュバックされる。 つまり、ヴォイド・ゼロは実際はテロではなく、隠蔽のために研究機関によってテロとして処理された出来事であり、それらを引き起こしたのは他でもないメビウス自身の暴走だったのであった。そしてヴォイド・ゼロの生き残りとなった依頼人はメビウスによって記憶を抹消され、メビウス自身も自分の記憶に鍵を掛けて今の生活を享受していたことも判明する。 突きつけられた数々の事実を受け入れることに苦しむメビウスだったが、そんな中、事態は悪化し、研究機関の残党である秘密組織が動き出し、かつての研究成果であるメビウスたち二人を回収しようと襲撃を始めた。 事件を起こしてしまったというトラウマから能力を発動することを躊躇うメビウスだったが、依頼人の支えを受けてかつての過ちを直視し、受け入れる勇気を得た彼は、依頼人と共に驚異に立ち向かう決意を固め、秘密組織の陰謀を暴くために共闘する。そして、メビウスは依頼人と一計を案じ、研究所のシステムを再起動し、秘密組織の人間たちを「ラミエルシステム」という名の特殊な夢空間へと誘導して対峙する。 相手を自身の独壇場である夢の世界へと引き込んだメビウスは、世界最高峰のオネイロワーカーである己の力を遺憾なく発揮し、さらに現実世界にいる依頼人とも協力しながら、壮大な宇宙空間と多数のブラックホールを作り出して敵を葬り去ることに成功した。 こうしてヴォイド・ゼロにまつわる事件を解決したメビウスは、オネイロワーカーとしての自分の力を人々の役に立てることで己の罪を償うことを決意し、新たな使命を胸に未来へと歩き始めたのだった。
- 性格
- 裏表がなく無邪気で奔放、人懐っこく子供っぽい一面を持つ
- 誕生日
- 8/18
- 性別
- 男
- 好きなもの
- 甘いもの(特にクルーラーのドーナツ)、お気に入りのスカジャン、昼寝
- 苦手なもの
- 空腹、寝不足、裏表のある人

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