変革を起こす「決意ノ忍」 いろは

大切なもの、 それをあの子が教えてくれた… ちはやの夢は、私が守る！

あるとき、ちはやが自身の夢を叶えるために男装して歌合せバトルに出場する。すぐに事態を察したいろはは任務として速やかに組織へ報告を――と考えたが、ちはやの夢を応援したいという自分の気持ちに気づき、組織への忠誠心とちはやとの間に生まれていた友情とで葛藤する。 自分の感情に戸惑ういろはだったが、葛藤の末に組織への報告を遂行すると、その密告によって組織が動き、ちはやは失格になりかけてしまう。しかし、対戦相手たちがちはやの実力を認めたことで試合は続行し、見事ちはやは決勝戦で勝利を掴み取った。 その事態を重く見た組織は、優勝を取り消すためにちはやの処理を命じるのだが、いろはは、大切な友だちの夢を叶えたいという自分の本心とまっすぐに向き合い、その気持ちに従って組織から離反をする。そしていろはは、組織の手からちはやを守るべく、歌と忍法を組み合わせた独自の技「いろは歌忍法」で御歌番衆の面々を迎え撃つ。 いろはが歌を詠みながら手裏剣を投げると歌に込められた想いや風景が具現化し、感動を与えられた敵勢は心が洗われて、みるみるうちに戦意を喪失していくのだった。