目醒めし秩序の大天使 ザドキエル

悪しき心に光を… 苛まれし者に、 神からの慈悲を与えます!
ストライク・ワールドにある、とある世界。モリアという神を自称する者が、あるときマスターオーブを手にして強大な力を獲得してしまう。 モリアは「痴愚神モリア」として世界に君臨し、人々を堕落させ世界を滅亡へと導いていく。モリアの脅威を察知した天界は、カマエル、ラミエル、ザドキエル、サンダルフォン、メタトロンの五人の天使を招集し、マスターオーブの回収へと向かわせた。 しかし、五人の出動を事前に察知していたモリアは、彼女たちに罠を仕掛ける。それは、モリアが作り出した「痴愚の夢」という世界に相手を捕縛し、自分の願いがすべて叶うその理想世界に囚えることで戦う気力を奪うというものだった。 天使たちはモリアの策略にはまり、次々と痴愚の夢に囚われてしまうが、ただひとり、ザドキエルだけは自身が持つ悪意や害意を跳ね除ける力と、精神攻撃に対する耐性によって無事であった。一人残されるも戦いを継続することを決意したザドキエルは、モリアが率いる追手に追い詰められながらも諦めず、仲間たちが囚われている痴愚の夢に介入する方法を見つけ出した。 こうして入り込んだ痴愚の夢の中で、それぞれの幸福を享受する仲間たちの姿を見て、ザドキエルの心に影が差す。自分の苦労をよそに仲間たちは幸福な夢に浸っており、しかも自分はなぜか犬の姿になっていて仲間たちと言葉を交わすこともできない。自分もこの夢の世界に飲まれればどれだけ楽で幸せだろうと何度も誘惑に晒され、心が挫けそうになるザドキエルだったが、皆を救うと固く心に誓ったザドキエルの崇高な志と責任感は何者にも挫くことはできなかった。 こうして孤高の戦いを続けたザドキエルはついに四人全員を救い出し、あとは時期を見て目覚めさせるという段階まで到達する。しかし、彼女を狙う追手はすぐ目前まで迫っていた。とある廃教会まで追い詰められたザドキエルの前にモリアが姿を現し、仲間たちと同じように痴愚の夢の世界に浸らせようと彼女を誘惑する。 仲間の幸福そうな姿を見てわずかでも嫉妬の心が湧かなかったか、この幸福な夢の世界に自分も浸れたらと少しでも考えなかったか、仲間たちから幸福な世界を奪う権利があなたにあるのか。次々に説くモリアだったが、ザドキエルはその言葉を一笑に付して跳ね除ける。皆を救う過程で仲間たちと育んだ絆が、ザドキエルの迷いを断ち切り、誘惑を退ける強大な力になっていたのだった。 そしてザドキエルは四つの宝石を取り出し、空中へと放り投げる。すると、宝石の眩い輝きに呼応して痴愚の夢に封印されていた四人の天使たち――カマエル、ラミエル、サンダルフォン、メタトロンが目を覚ました。それぞれが成長を遂げ、揺るぎない使命を胸に再集結を遂げた五人の天使たちは、力を合わせ、モリアに立ち向かうのだった。
- 性格
- 厳格でクールだが、根は優しく仲間思い
- 性別
- 女
- 好きなもの
- 規則正しい生活、清く正しい行い、整理整頓
- 苦手なもの
- 散らかっている場所、眼鏡が汚れること

- 関連イベント