真理の守護者 ラプラス

あたしの辞書に 《不確かな未来》なんて 無いかもぉ♪ごめんね♡

あるとき、真理界とストライクワールドを隔絶する次元の狭間がゆらぎ、真理界が曝露されかねない事態が発生する。真理に触れた者はこの世の理のすべてを理解し、宇宙のパワーバランスを覆しかねない強大な力を得てしまうため、衆愚が真理に触れることは決して許されない。ラプラスは、本来の役割である「真理の守護者」として真理界の秘匿を守るべく、ゆらぎが発生した原因の調査のために、また、楽しいことを求めての散策のために、ストライクワールドに現れる。調査の道中で不逞の輩に囲まれるラプラスだったが、美味しいものを食べすぎてしまった腹ごなしがてらに返り討ちにしようと、自身の武器である因果律の螺旋剣を真理界から召喚し、余裕の表情で構える。因果律の螺旋剣は、因果を司る「プロートス」と「エスカトス」という二振りの剣がねじれて組み合わさった作りとなっており、「斬る」と「斬った」という因果を生み出すことによって対象を切断する性質であるため、その剣撃は防御不能である。さらに、因果を歪めて時空のほつれを生じさせることで、攻撃不能の不可侵領域も展開できるため、この剣を構えるラプラスを前に、相手は攻撃も防御も叶うことはないのであった。