ヴァニタス
おくつろぎのところ失礼。 悪いが少しだけ、 楽しいお喋りに付き合ってくれ。
悪魔が跳梁跋扈する、とある世界。そこには、人々が安寧の夜を享受できるようにと人知れず悪魔たちと戦う異能の戦闘集団がいた。悪魔と戦う退魔師の一人である銃士ヴァニタスは、師のテネブラエ、姉弟子のアマデウスと共に悪魔を狩り、研鑽を積む日々を送っていた。死と隣り合わせの危険な日々ではあったが、良き師と良き姉弟子に囲まれて充足した生活を過ごすヴァニタス。そんなある日、ヴァニタスはアマデウスと共に師テネブラエに同行して悪魔狩りに赴く。いつもと同じ、ありふれた簡単な任務だと思われたが、悪魔はこちらの襲撃を予期していたかのように多勢で待ち伏せを仕掛けており、さらには当初任務の内容として耳にしていたよりも上級の強大な悪魔まで待ち構えていた。思わぬ事態に意表を突かれた末、師テネブラエはヴァニタスの眼前で息絶え、さらにアマデウスはその亡骸さえも残らないという惨憺たる結末を迎えてしまう。そしてヴァニタスは、痛覚や味覚、嗅覚といった様々な感覚を失いながらも、ただ一人生き残った。それから数年後、政府の管理も及ばない見捨てられた街「ピラデルポス」のスラムの一角で、ヴァニタスはモグリの悪魔狩りを営んでいた。彼女自身が“忌まわしき日”と呼ぶあの出来事が起きるまではエリート退魔師として栄達の道を歩んでいたヴァニタスだったが、任務の失敗という失態によって所属していた組織内での居場所を失ったのだった。そんなヴァニタスは、自分が人間と悪魔両方の血を引く存在であるという真実をまだ知る由もなかった。
- 性格
- クールで刹那的なニヒリスト、自嘲的な皮肉屋だが目的のためには非情な面を見せる
- 誕生日
- 1/2
- 性別
- 女
- 好きなもの
- 特にない
- 苦手なもの
- “忌まわしき日”を思い出すこと、復讐を阻む者