惨禍なる月光の総統 コクスティア

月の光よ、我らを照らせ… 世界の革命を祝福せよ…

多くの宝石を月に捧げたことにより、人間を超越した力を手に入れたコクスティアは、ジュエルズ帝国軍との戦いが佳境を迎える中、「コールマイン」を軍隊化し、自ら総統の地位へと就いた。月の輝くある晩、コクスティアは、大勢の兵士を集めて式典を開き、彼らの前で満月の呪具を用いた究極呪術を披露する。呪具が放つ、美しくも禍々しい光に照らされた兵士たちは、肉体が崩壊し、化け物のような姿へ変貌してしまうが、それと引き換えにさらなる力を手に入れる。世界を正しい形へと導くためならば何を犠牲にしても構わないと考えるコクスティアは、こうして究極の生命体から成る最強の軍が誕生したことを祝福し、満ち足りた表情を見せるのだった。