切愛なる心の「剪定者」 ジャック・ザ・リッパー

落ち込むなんてつまんないよ、 笑顔が一番、ニィ～～ってね！

神から授かった巨大なハサミを両手に構え、楽しげな笑顔でネガの花を刈り取るジャック・ザ・リッパー。感情の管理者であるジャックにのみ見ることができる心の花は、通常はポジの花とネガの花が一本ずつバランスよく生えているのだが、負の感情が強くなるとネガの花が増え、ポジの花が弱ってしまう。そんな増加したネガの花を切り取って元の数に戻し、ポジの花が枯れることを防ぐのが本来のジャックの仕事なのだが、自らのネガを切り離して以来常時ハッピーな状態と化したジャックは、ネガの花を根絶やしにすることを目標に掲げ、全力で街の人々の心からネガの花を次々に切り取っているのだった。