桃源郷
さあ往こう… 不老不死を求める者が、 我らの導きを待っている…
霧が漂う断崖絶壁の山々や、悠々と流れる大河など、雄大な自然を有するとある国に、身体の弱い少年がいた。長生きがしたいという少年の強い想いは、桃の木のような姿をした理想郷の異形・桃源郷を引き寄せる。元々は仙人になりたいと願う人間に厳しい修行を課し、その試練に耐えられた人間に不老不死の仙桃を与える存在だった桃源郷は、“鍵”の影響により「不老不死こそ人類の望む究極の幸せであり、そのために全人類に修行を課さなければ」という思想へと捻じ曲がり、人々に強制的に試練を与える恐ろしい存在になってしまったのだった。そんな桃源郷の「不老不死こそ全人類の願い」という思想に影響を受けた少年は、「皆が不老不死になれば死に怯えることのない幸せな世界を創れる」という考えに至り、桃源郷と契約を結ぶ。こうして少年は、桃源郷と共に人々を見つけては、激しい痛みを伴う過酷な試練を一方的に与えていくのだった。
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